CWC＝カボット・ウォッチ・カンパニー、40年以上にかけて英国国防省（MOD)へ時計を供給してきたスイスの時計ブランドです。CWCの時計を手に入れるには2通りしかありません。1つは英国軍に入隊すること、もう1つはわずかな販売店で購入することです。

MODスペック（イギリス国防省）のロイヤル・ネイビー仕様です。 ロイヤル・ネイビー・ダイバーズの機械式モデル　ノー・デイト・バージョンが1980年代初期に英軍用ロレックス・サブマリナーの後継モデルとなりました。 その後、CWCの本モデル　ロイヤル・ネイビーのクォーツが後継機と指名され、2014年までおさめられています。

英国海軍のダイバーの機械式のモデルは英国国防省で1980年から81年(または82年)という、本当に短い期間しか使われていませんでした。 ラグははめごろし（固定式）でばね棒ではありませんので、NATOベルトを付けていただくことになります。 これは堅牢性が求められるミリタリーウォッチによく見られる仕様です。 リュウズはねじ込み式です。 時計本体にほんの少し使用小傷がありますが、年代を考えるとかなり綺麗な状態かと思います。 OHは約2 年前に実施していますが、ヘビーユースでは無いので非常に好調に可動しています。 ベゼルのルミナスポイント及び文字盤のトリチウムも綺麗に発光します。 裏蓋の一段目のコードナンバー「6645-99」は1948年以降に使用されている、英国軍支給品の管理コードナンバーです。 CWCではトリチウムの使用は2013年が最後で、翌年からはルミノバに変わっていますので、最終モデルになるかと思います。